タカハシマキ
プロップスおばけ

自分のプロップスを周りのものや人で上げようとする人。
最近、熱心にマッチングアプリを利用しているんだけど、またそんな輩とマッチしてしまった。

マッチングアプリには3枚くらい写真が載せられていて、ちょっとかっこよかった。自然な流れで飲みに行くこととなったが、LINEを交換したあたりから薄々、「あの手のタイプ」の匂いが漂っていた——。

相手のチョイスで三茶の三角地帯にある居酒屋へ。
開口一番、「俺はいま、大手広告代理店にいるんだけど、どう?」だって。

どう???どうもしませんけど。

1杯目の酒に口をつけた瞬間、
「へー、ウェブメディアで働いているんだね。それなら俺と話せばいろいろ有意義だと思うよ」って。

はあ、美味しくお酒を飲むのがこの場に求める意義じゃないんでしょうか。

頼んだ串の盛り合わせが届く頃には、随分盛り上がってしまったようで、
「出版社の人とつながりあるから、今度紹介してあげるよ」 と頼んでもいないのに、紹介してくださるそうだ。

いや、つなげなくて結構。
つながりってなんやねん、と北関東出身なのに思わず関西弁が出てしまった。

挙句、「仕事で成功したいなら、酒もっと飲んだ方がいいよ。感染が猛威をふるう世の中だからアルコール除菌は大事でしょ?あはは」なんて意味不明なことまで言ってきた。

さむっ……開いた口が塞がらないとはまさしくこれ!

セクハラ、パワハラ、ミソジニー。シンプルに気分悪い。なるほど、この人は自分に自信がないから、服やスニーカー、知り合いの名前を鎧として纏うんだなあ、と思いました。

どこに勤めているとか、どんな間取りの家に住んでるとか、インスタで誰にフォローされているとか。
そんなことはどうでもいいと思うんだけどね。

あと、テレビを見ないことをかっこいいことかのように自慢する人も苦手なんだよなあ。
「俺って、家にテレビない人だからさ。最近は、SNSからも離れたコミュニティにいるしね」

どんなコミュニティだよ、火星にでもいらっしゃるのかしら。